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高田 弘; 前川 藤夫; 本村 士郎*; 吉田 勝彦*; 寺奥 拓史*; 明午 伸一郎; 坂井 昭夫*; 春日井 好己; 兼近 修二*; 大竹 秀範*; et al.
Proceedings of ICANS-XVI, Volume 3, p.1115 - 1125, 2003/07
大強度陽子加速器計画で建設する1MW核破砕中性子源はヘリウムベッセル,ベッセルサポートシリンダ,遮蔽ブロック,23本の中性子ビームライン,陽子ビーム窓等の機器で構成される。機器はライナーの内側に配置され、ヘリウムベッセルを中心とし、その周囲を中性子ビームシャッターを含む鉄鋼製の遮蔽で取り囲む。鉄遮蔽の外周には重コンクリートを配置し、その外表面の線量率が12.5Sv/hを超えないことを設計条件とした。ライナーの外形は直径9.8mであり、重コンの厚さは2.2-2.7mである。ライナー内は遮蔽体の除熱とNOxガスの発生抑制のため乾燥空気を循環させる。このようなステーション構造の概要と機器構造の各論、例えば中性子ビームシャッターは2本ロッド懸垂方式の直方体状で、その一部にガイド管等を装着したダクトを挿入できる構造であること、について報告する。
前川 藤夫; 勅使河原 誠; 今野 力; 池田 裕二郎; 渡辺 昇
JAERI-Conf 2001-002, p.907 - 916, 2001/03
強力核破砕中性子源施設の設計において、中性子ビームライン遮蔽は極めて重要でありながら、困難な問題の1つである。われわれはNMTC/JAM及びMCNPコードをおもに使用して原研-KEKの統合計画における核破砕中性子源の遮蔽設計を開始した。現実的な計算時間で信頼の置ける計算結果を得るために、ビームライン遮蔽計算に適した計算手法を構築した。この手法を適用し、以下の項目の検討を行った。(1)中性子ビームラインに対する線源項の決定、(2)ビームシャッターの最適化、(3)運転中の遮蔽体外部における線量率の評価。会合では、これらの結果を示しながら、ビームライン遮蔽の計算手法に対する議論を行う。
中村 義輝; 奈良 孝幸; 上松 敬; 石堀 郁夫; 田村 宏行; 倉島 俊; 横田 渉; 奥村 進; 福田 光宏; 荒川 和夫
AIP Conference Proceedings 600, p.129 - 132, 2001/00
原研高崎のAVFサイクロトロン装置は、1991年3月における50MeV,4Heのファーストビーム引き出し以来、深刻な故障もなく順調に稼働している。過去7年間の平均では、年間運転時間は約3200hである。最近3年間では、われわれは次のような改良や開発等を実施した。サイクロトロンビームの安定化,制御計算機と基本プログラムの更新,新ECRイオン源の設置及びロータリーシャッターの改造。さらに、M/Q=4とM/Q=2のカクテルビームが、継続的に開発されている。現在、われわれは第5高調波の付加によるフラットトップ加速のためのRF空洞を検討している。
向田 秀敏*; 栗山 正明; 荒木 政則
JAERI-M 83-154, 20 Pages, 1983/09
JT-60NBI原型ユニットの圧縮空気作動型高速シャッタの動作特性を解明するため、高速シャッタ動作解析コードを作成した。この解析コードの使用により、高速シャッタの動作が、作動ガスのリザーバタンクの大きさ、圧空配管のコンダクタンスおよびガス導入用バルブの開閉タイミングによって大きく影響されることを明らかにし、更にシャッタが安定に動作する条件を示した。また高速シャッタ特性試験中に起きたシャッタ動作不良の原因およびそれらの改造方法について検討した。